マイナス想像力


僕ってやつは少々想像力が強い。


これがまぁいいほうに働くといいのだが、悪いほうつまりマイナス思考に働くことが多い。


しかもマイナス思考に働くとかなり長い間そのことを考え、引きずる。




今日の話、ってかついさっきの話。


僕は今まで隠していたが、寮ってやつに入っていて先輩と二人部屋である。


僕の住んでいる部屋は一応先輩の部屋ということになる。家主は先輩。


そいで、さっきの話だが、


僕がさっき部屋に入ったとき僕と同級生のやつがいて、僕に


「おっ家主が帰ってきた」


なんぞ言ひける。


この言葉を聞いた僕の脳のどこら辺かが働き、想像する。


この僕と同じ部屋の先輩は僕のいないところでは、


「あいつは俺の部屋なのにさも自分の部屋のごとく遠慮をしない」


なんぞ言っておられるのかもしれないと。


こんな極端な言い方ではないかも知れないが、


「いっつもあいつは部屋にいるからどっちが家主かわかんねぇ」


って冗談交じりくらいには言っているのかもしれない。


僕は勝手に嫌な気分だね。


想像だから。


事実僕は部屋に立てこもりっぱなしですけど、なにも悪いことはしていませんよ。


もし、僕の想像のとおりだとしたら、陰険しょーもな先輩ですわ。


もし、僕の想像のとおりだとしても、


「ちょっと邪魔だからどっか行っててくれ」


っていってくれたほうがいい。


そのほうが無駄に僕が考え込まなくていいから。


そして、そう言ってくれたほうが、はっきりしている人だなぁって尊敬出来る。




いやー本当にいやんなるわ。




まぁ勝手な想像なんだけどねぇ。